ドキュメント72時間 NHK

ドキュメント72時間というNHKのドキュメンタリー番組が結構好きでよく見てます。

年末に総集編をやるので、録画にとって見倒してます。今の日本の現実が切り取られていて、なんだかんだ悔しいなあと思いつつ、泣いちゃってることが多いかなあ。泣きたくないんだけど、いろいろ思うところがあって、ああそうだよねえと思って共感して、結局泣いてしまう。そういう番組です。

編集の意図もあるはあるけど、それを超えて今の日本の生のそのままが切り取られていて、それを直視する機会を与えてくれているこの番組は情報源として貴重だと思っています。自分の周囲では、ちっとも変わらない、あるいは変わっているのに気づけないでいることを教えてくれて、世界が否応なく変わっていってることを体感させてくれることが大事だなあと思うので。

年を取っていくと変わっていくことに適応することが難しくなります。目が見えにくくなって細かい文字が負えないし、周りに若い子が居て助けてくれるなら良いけれど、それもなくて、今まで慣れていたやり方を変えるのはとっても大変。だからもっと便利なやり方があっても、今までのやり方を変えられない。

例えばスーパーでプリペイドカード使っていたおばあちゃん、偉いなあと思うけど、せっかく覚えたのに、そこからスマホ支払いに変えるのは大変だろうなあと思います。でも多分、数年後には今使ってるプリペイドカードはなくなっちゃうんだろうなあと思います。

自分が80過ぎていたら、そうやって数年単位で移り変わる新しい支払い方法を覚えるのしんどいだろうなあと思います。自分はまだ50代だけど、20年後、あるいは30年後、自分には頼れる人はいるかなあ。私には夫も子供もいるけども彼らの新しいものへの適応は私より遅いくらいなので。

変わっていく世界、その変化がどんどん速くなっていっていることに最近不安を感じます。でもその現実から逃れることができないのであれば、ちゃんと見ようと思うのです。

そういう機会を与えてくれるこの番組が自分は好きです。

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